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今回は、本誌が創刊1年となったことを記念し、創刊特集だった「コトバの復興」からの1年を意識した「新しいコトバのために」を特集します。また、安保法制の強行採決から10年が経過したいま、ますます現実的に見えている「新しい戦前」の姿を特集する「戦争国家を拒む」、経済政策の側から米国新大統領の底流を探る「トランプ・ショックの深層」もあわせてご期待ください。また、内田聖子さん、竹信三恵子さん、仁藤夢乃さんの新連載も乞うご期待!★特集1:新しいコトバのために 創刊1周年時代が、新たなコトバを求めている。情報やメディアをめぐる歴史的な転換期のなか、政治と経済と文化、すなわち社会全体が安定性を失い、平和と民主主義、地球環境をめぐる危機が深まっている。危機を打開していくための模索と議論は続いているが、それはいまだ可能性にとどまり、むしろ危機をさらに深める現実が圧倒している。だからこそ、あらためて言いたい。コトバは無力ではない。社会を変え、時代をつくるのは、コトバだ。私たちのコトバだ。風圧に抗するジャーナリズム実践、新たな思潮をつくりだしていく論壇の復興、地域からのリアルな討論を通じた民主主義の創造、若い世代のこの社会における代表性を確立する試みー創刊1周年の記念特集として、これらの報告と提起を共有したい。私たち自身のコトバを練り上げていくために。★特集2:戦争国家を拒む――安保法制10年の現実 10年前、戦後70年の夏に、日本の平和主義は大きく捻じ曲げられた。 2015年7月16日、衆議院本会議で安保法制が可決。国会を多くの市民が取り巻き、反対と抗議の声を上げる中での強行採決だった。 歴代内閣が憲法上許されないとしてきた集団的自衛権の行使を容認し、外国軍の武力行使と一体化する後方支援を拡大、アメリカ軍の武器等を防護するための武器使用を自衛官に認めるなどした。立憲主義も大きく毀損された。それから10年、確実に社会の姿は変えられた。 次々に軍事基地が拡張され、新たな部隊が配備され、米軍との一体化が進み、軍備に膨大なカネを費やすようになり、野党の多くがそれらを問題視しないようになった。 だが、この動きにブレーキをかけ、平和主義を…他
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出版社情報
今回は、本誌が創刊1年となったことを記念し、創刊特集だった「コトバの復興」からの1年を意識した「新しいコトバのために」を特集します。
また、安保法制の強行採決から10年が経過したいま、ますます現実的に見えている「新しい戦前」の姿を特集する「戦争国家を拒む」、経済政策の側から米国新大統領の底流を探る「トランプ・ショックの深層」もあわせてご期待ください。
また、内田聖子さん、竹信三恵子さん、仁藤夢乃さんの新連載も乞うご期待!
★特集1:新しいコトバのために 創刊1周年
時代が、新たなコトバを求めている。
情報やメディアをめぐる歴史的な転換期のなか、
政治と経済と文化、すなわち社会全体が安定性を失い、
平和と民主主義、地球環境をめぐる危機が深まっている。
危機を打開していくための模索と議論は続いているが、
それはいまだ可能性にとどまり、
むしろ危機をさらに深める現実が圧倒している。
だからこそ、あらためて言いたい。
コトバは無力ではない。
社会を変え、時代をつくるのは、コトバだ。私たちのコトバだ。
風圧に抗するジャーナリズム実践、
新たな思潮をつくりだしていく論壇の復興、
地域からのリアルな討論を通じた民主主義の創造、
若い世代のこの社会における代表性を確立する試みー
創刊1周年の記念特集として、これらの報告と提起を共有したい。
私たち自身のコトバを練り上げていくために。
★特集2:戦争国家を拒む――安保法制10年の現実
10年前、戦後70年の夏に、日本の平和主義は大きく捻じ曲げられた。
2015年7月16日、衆議院本会議で安保法制が可決。国会を多くの市民が取り巻き、反対と抗議の声を上げる中での強行採決だった。
歴代内閣が憲法上許されないとしてきた集団的自衛権の行使を容認し、外国軍の武力行使と一体化する後方支援を拡大、アメリカ軍の武器等を防護するための武器使用を自衛官に認めるなどした。立憲主義も大きく毀損された。
それから10年、確実に社会の姿は変えられた。
次々に軍事基地が拡張され、新たな部隊が配備され、米軍との一体化が進み、軍備に膨大なカネを費やすようになり、野党の多くがそれらを問題視しないようになった。
だが、この動きにブレーキをかけ、平和主義を…他