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今回は、武器をつくり輸出する日本企業の暗躍と、防衛費という名で膨れあがる一方の軍事予算にまつわる、「軍事費の研究」を特集します。また、次々と内外に向けた影響力の大きい施策をうちつづけ、国際的な動揺を誘発する「トランプ政治への反撃」、本当に少しずつでも前進していくしかない日本の実情をとらえた「性被害と裁判――1ミリ、前に進めるために」もあわせてご期待ください。最終回を迎える人気連載もいくつかございます。★特集1 軍事費の研究 軍事費10兆円が目前に迫っている。 生活の苦しさをよそに異次元の軍拡が続き、憲法の平和主義を具体化してきた多くの政策的な知恵――軍事費GNP比1%枠、武器禁輸、軍事国債の禁止など――が掘り崩され、日本の戦後平和主義は、消滅寸前の状況にある。 そのうえ、さらなる軍拡――アメリカ製兵器の爆買い――をトランプ政権が「取引」の名のもと日本政府に押し付けようとしている。 その行き先はどこか。私たちはどこに向かわされているのか? 生活苦、重税、福祉の貧困、高学費、医療費の高負担化、そして隣国との対立……、政治的に強いられるあらゆる痛みの根源となりつつある軍事費の存在を、今こそ議論の俎上にあげていきたい。 現状を踏まえ、歴史学、財政学、憲法学などの専門知から軍事費を追究する。★特集2 性被害と裁判――1ミリ、前に進むために 伊藤詩織氏のドキュメンタリー『Black Box Diaries』に使われた映像・音声の一部に許諾のないものや提供の際の契約に反する使用があった。それについてはすでに映像表現やドキュメンタリー論の視角からの批判的検討や論議が行なわれており、本特集ではそこには触れない。 問題は、映像等の無断使用に抗議の声をあげた西廣陽子氏や角田由紀子氏らの弁護団――伊藤詩織氏の性被害をめぐる裁判を担ってきた弁護団――に対して、打撃的な批判が行なわれていることだ。 その攻撃は、性被害の救済という法的な荒野を1ミリ1ミリ切り拓いてきた人びとへの敬意を欠くものであるとともに、ただでさえ難しいこの分野の法的支援の構築をさらに困難にしかねない。あらためて、性被害を司法の場で問う意味とこれまでの経過を知るとともに、被害とケアのありかた…他
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出版社情報
今回は、武器をつくり輸出する日本企業の暗躍と、防衛費という名で膨れあがる一方の軍事予算にまつわる、「軍事費の研究」を特集します。
また、次々と内外に向けた影響力の大きい施策をうちつづけ、国際的な動揺を誘発する「トランプ政治への反撃」、本当に少しずつでも前進していくしかない日本の実情をとらえた「性被害と裁判――1ミリ、前に進めるために」もあわせてご期待ください。
最終回を迎える人気連載もいくつかございます。
★特集1 軍事費の研究
軍事費10兆円が目前に迫っている。
生活の苦しさをよそに異次元の軍拡が続き、憲法の平和主義を具体化してきた多くの政策的な知恵――軍事費GNP比1%枠、武器禁輸、軍事国債の禁止など――が掘り崩され、日本の戦後平和主義は、消滅寸前の状況にある。
そのうえ、さらなる軍拡――アメリカ製兵器の爆買い――をトランプ政権が「取引」の名のもと日本政府に押し付けようとしている。
その行き先はどこか。私たちはどこに向かわされているのか?
生活苦、重税、福祉の貧困、高学費、医療費の高負担化、そして隣国との対立……、政治的に強いられるあらゆる痛みの根源となりつつある軍事費の存在を、今こそ議論の俎上にあげていきたい。
現状を踏まえ、歴史学、財政学、憲法学などの専門知から軍事費を追究する。
★特集2 性被害と裁判――1ミリ、前に進むために
伊藤詩織氏のドキュメンタリー『Black Box Diaries』に使われた映像・音声の一部に許諾のないものや提供の際の契約に反する使用があった。それについてはすでに映像表現やドキュメンタリー論の視角からの批判的検討や論議が行なわれており、本特集ではそこには触れない。
問題は、映像等の無断使用に抗議の声をあげた西廣陽子氏や角田由紀子氏らの弁護団――伊藤詩織氏の性被害をめぐる裁判を担ってきた弁護団――に対して、打撃的な批判が行なわれていることだ。
その攻撃は、性被害の救済という法的な荒野を1ミリ1ミリ切り拓いてきた人びとへの敬意を欠くものであるとともに、ただでさえ難しいこの分野の法的支援の構築をさらに困難にしかねない。あらためて、性被害を司法の場で問う意味とこれまでの経過を知るとともに、被害とケアのありかた…他